003 Euphology

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迷いに迷った第三弾、ようやく決まりました^^;

(なにせCDがあり過ぎて…汗) 

 

第三弾は「Euphology」です!!

 

是非聴いて欲しい度:★★★★★

超絶技巧度:★★★★★★★★★

レアCD度:★★★☆☆

 

 いやー、まずこのジャケット、カッコいいですよねー!
部屋に飾って、ちょっとオシャレな感じになりそうです^ ^

 

…と、今回は「吹奏楽」のCDではありません(汗)
ユーフォニアム」という楽器のソロCDです。

 

なぜこの一枚を選んだか、それは【SHIMUYAの楽器人生に大きな影響を与えたから】です!!(超個人的な理由!)

 

SHIMUYAは高校の途中から、この「ユーフォニアム」という楽器と出会い、吹奏楽の世界に足を踏み入れました。

 

ユーフォニアム」というと、とかく知名度が低い!!(どんな楽器かはジャケット写真参照)

初対面の人に「楽器何やってるの?」と言われた時の説明ほど面倒なことはありません。チューバが理解できる人ならまだしも、「ちゅーば?」な人に対しては、「トランペットとか…そんな類のもの」と、説明することを諦めたこともしばしば。。。

それもそのはず、「ユーフォニアム」という楽器は比較的新しい楽器(100年そこそこ)で、他の管楽器に比べて登場する場面がとても限られているからです。

一般的なオーケストラで登場することはごくごく稀で、日本だと吹奏楽界隈の人達にしか知られていない…そんな楽器でした。

 

さらに「ユーフォニアム」の特徴として、新しい楽器だからこそ、とも言えますが「比較的なんでもこなす」という面があります。

時にはトランペットとメロディーを奏でたり、木管楽器と細かな連符を一緒に吹いたり、ベースラインを担当したり…「もわっ」としている中低音の独特の響きも相まって、万能なんですが、あまり表に出てくることが少ない楽器、という印象でした。

 

ところが、このCDはそんな「ユーフォニアム」の印象を見事にぶっ壊してくれたのです!!

 

SHIMUYAがこのCDを初めて聴いたのは、高3の夏くらいだったと思います。部室に置いてあったんですね。(なんでこのCDが部室にあったのか、今にして思えば不思議ですが…)

 

それまで聴いてきた「もわっ」とした印象のあった音色とは明らかに違う音色、柔らかさだけでなく力強さ、荒々しさを兼ね備えた響き、とてつもない超雑技巧…

プーランクのオシャレなフランスの音楽を優雅に、力強く奏でたかと思えば、ピアソラの独奏で圧倒的技術を披露し、ギリングハムの現代音楽でも涙ちょちょぎれの美メロディーから、これはユーフォなのか?と思わせる奏法、音色を聴かせてくれる…

 

もう、このかっこいいジャケットの中心に映る人物、【外囿 祥一郎(ほかぞの しょういちろう】さんにメロメロになった訳です(*^^*)

 

部室のCDを借りて自宅でダビングして、毎日聴いてた気がします笑
この音に憧れて(そして実際に自分が吹く音に幻滅しつつ)、いつかこんな音を吹いてみたい!と思うようになったのです。

(いまでも、思ってます笑)

 

このCDがなかったら、大学に入ってからも吹奏楽やろうと思わなかったかもしれないし、その後の色んな出会いがなかったかもしれない…と思うとゾッとしますが(汗)、それだけ、個人的に影響を受けた一枚です。

 

このCD以後も外囿さんは何枚もCDをリリース(国内のユーフォニアム奏者としては1番リリースしているのでは?というくらい)、NHK交響楽団等との共演やテレビへの露出も増え、日本における「ユーフォニアム」という楽器の知名度を上げてくれた、と思ってます。
金管アンサンブルにユーフォニアムが登場する譜面が多くなったり、最近ではアニメになったり…)

また、外囿さんが超絶技巧を披露しまくった影響か、最近出版されるユーフォニアムの譜面の難易度が上がってきている…気がします汗

 

と、いうわけで「ユーフォニアム」という楽器を知ってる人も、知らない人も是非是非聴いて欲しい一枚なのですが、残念ながら廃盤。

中古品はネットでもちらほら発見できます。
(SHIMUYAは足繁く通っているディスク○ニオンでゲット笑)

見かけたら、是非^ ^

 

 

 CDレビューというより、ほとんどSHIMUYAの思い出話で終わってしまった、第三弾でしたー笑

 

次は、、、ちょっと珍しいやつにしようと思ってます^ ^

お楽しみに♫